商売繁盛で笹持って来い!


皆さん!遅ればせながら…新年あけましておめでとうございます。

Bosch大阪ショールームのHです。

新年のお参りからまもなくはじまる十日戎。商売繁盛の神様「えべっさん」にご挨拶に行って来ました。

大阪の商売人が商売繁盛を心から願い、本気でお参りに来る「十日戎」

七福神のひとりである「えびす神」漁業の守り神で、右手に釣り竿、左手に鯛を持ち、大きな福耳でいつもニコニコ笑っていますね。

大阪ではえべっさんの愛称で呼ばれ親しまれています。

「商売繁盛」「除災招福」「大漁豊作」のご利益を運ぶ神様です。

商売人だけではなく、仕事運を上げたい人や福を授かりたい人も足を運びます。

日本三大えびす神社のひとつである「今宮戎神社」には1月9日~11日の3日間で毎年100万人以上の参拝者が訪れ大変にぎわいます。

9日は宵宮(よいえびす)

10日は本戎(ほんえびす)

11日は残り戎(のこりえびす)

9日の午後から徐々に入場規制がかかり、いちばん混雑する10日の本戎は大変な熱気でなかなか前に進めません。本殿でしっかりお参りした後は少しでもよい福笹を貰おうと本殿の前はたくさんの人でごった返します。

「商売繁盛で笹持って来い!」のかけ声が響く中、頂いた福笹を福娘に「吉兆」と呼ばれる縁起物を買って結びつけてもらいます。

この吉兆(子宝)は打ち出の小槌、大判、米俵、鯛などがあり、笹がしなだれる程たくさんつける商売人もいます。

福娘は毎年、3千人近い応募の中から選ばれ、華やかで笑顔がとっても可愛い女の子ばかり。

次々と笹が差し出されるなか、大阪のいらち(せっかち、短気な性格)やダジャレが多いおじさんのボケツッコミを笑顔でかわします。

「かわええなぁ~」「べっぴんさんやね」と参拝者から声をかけられ、カメラを向けられるとニッコリ写真撮影にも応じます。

彼女たちもたくさん福を運んでくれているんですね。

大きな耳のえっべさんですが、耳が遠いと言われています。

そんなえべっさんにお願い事をしっかり聞いて貰う為には、本殿の正面だけでなく裏側にも回り、銅鑼(どら)をバンバン叩いて念押しのお参りをします。

「えべっさん、たのんまっせ!」とみなさん大きな声で念押しのお願いをしていました。

なんと!最終日は残り福を授かろうと来た参拝者が縁起物を値切る事もできます。

さすが商人の町大阪!値切り交渉はご挨拶のひとつです。

「神様の背中は叩くわ、縁起物は値切るわ!なんとバチ当たりな!」と、他の地域にお住まいの方はビックリするかも知れませんね。

ですが、それだけ親しみがあって大阪の人々から愛されるえっべさんなんです。

十日戎の3日間、今宮戎神社前からなんば駅までの1㎞の道には屋台が両サイドにびっしり並びます。

この屋台も活気があり楽しみのひとつなんですが、商売人の中には「頂いた福を置いて帰ってしまう」と寄り道はせずに真っ先に帰る人もいます。

私は毎年えべっさんにさんに来たら、先に屋台を楽しんでからお参をして帰ります。

「去年一年間、ほんまにありがとうございました!」「今年もたのんます!」

と感謝の気持ちを忘れずに…

えべっさんの福も授かりましたし、2019年も活気に溢れた大阪ショールームでありますように!

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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